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ルビーなのかサファイアなのか

2019.02.25

更新頻度遅くてすみません、me.ieです。遅筆です。
徐々に暖かくなってきていてようやく冬眠気分から抜け出してきました。

 

突然ですが、上の画像、一つがルビーでもう片方がサファイアです。
皆さんはどちらがルビーでどちらがサファイアか分かりますか?
今回は以前にも少しだけ触れたルビーとサファイアのお話しです。

 

ルビーとサファイア、どちらも4大貴石に数えられ、はるか昔から人々に愛されてきた自然からの贈り物。
日本でもともに人気があり、サファイアは色バリエーションが豊富で脇石としても多くのジュエリーに使用されます。
一年前にタイで買い付けてきたルースは産地が近いこともあり半数がルビーとサファイアでした。
目新しさはなくとも宝石として積み重ねた年月の長さと比例して奥行もとても深い石です。

ジュエリーブランドのブログをご覧になる方でしたらご存知の方も多いと思いますが、ルビーとサファイアはどちらも同じ鉱物です。
どんな石なのか、双方の石の説明をWikipediaから少しだけ引用します。

 

ルビー(英:Ruby、紅玉)は、コランダム(鋼玉、Al2O3)の変種である。ダイアモンドに次ぐ硬度の、赤色が特徴的な宝石である。(中略)7月の誕生石。語源はラテン語で「赤」を意味する「ルベウス」(rubeus)に由来する。 
『ルビー』Wikipediaフリー百科事典

 

一方サファイアはというと、

 

サファイア(sapphire)、または碧玉、青玉(せいぎょく)は、コランダム(Al2O3、酸化アルミニウム)の変種で、ダイヤモンドに次ぐ硬度の、赤色以外の色の宝石。9月の誕生石。語源は「あお色」を意味するラテン語の「sapphirus(サッピルス)」、ギリシャ語の「sahherios(サピロス)」に由来する。 
『サファイア』Wikipediaフリー百科事典


ということで石の名前はコランダム、その中でも赤色の宝石がルビー、それ以外の色の宝石がサファイアという訳です。
どちらの石も色が名前の由来でその色を代表する石として古代より認識されていました。
歴史上の人物たちもルビーやサファイアを用いた装飾品を身に着けている姿を肖像画に数多く残していて、同じ石(正確には同じ種類の石だけども)を身に着けると思うとちょっぴりロマンを感じます。

価格はルースの質(色、内包物、カット等)によって大きく変動するので一概には言えませんが、希少性という意味だと赤色のコランダムは他の色よりも希少性が高く、個人的な感想ですが石をいろいろと見ていると同等のルビーとサファイアでしたら相場はやはりルビーのがやや高い印象があります。

 

さて、ここで冒頭の画像の話にもどります。

 

画像は左がルビー、右がピンクサファイアとして購入したものです。
分かりましたか?
反対だと思われた方、それも実は正解。
どういうことかというと、ルビーなのかピンクサファイアなのかの境界線は明確にはないからです。
(そもそも色が濃くても薄くても本来赤色はもれなくルビーだという考え方もあります)
明確にルビー、ピンクサファイアと判断できるものももちろんありますが、画像のようなボーダーライン上の色味をルビーとするのかサファイアとするのか、多くの場合は石の販売業者の判断になります。
色の薄いルビーとするのか、ものすごく濃い色のピンクサファイアとするのかはすべては匙加減ひとつ。

一応、ある程度の基準はあります。
鑑別期間ではマスターストーンを用い基準の石の色より濃いか薄いかで分類したりします。
(これも業者によってマスターストーンが異なるのである意味匙加減)
また、Wikipediaでは赤色の素となる不純物「クロム」の含有量が1%程度混入して濃い赤色になったものをルビー、クロムの含有量が少ないとをピンクサファイアと区別すると定義しています。(この基準も鑑別業者によって微妙に違うようです)
本当に詳しく調べれば分類できるということですね。

しかし石の鑑別検査には費用がかかります。
場合によっては石本体の価格よりも鑑別費用のが高くついてしまうことも。
その経費はもちろん石の値段に上乗せされてしまうわけで、ジュエリーにされてからも当然商品の値段に反映されてきます。
セレブ向けのハイジュエリーに使われるトップクオリティ品ならともかく、全ての石を値段を釣り上げてまで宝石名を明確にジャッジする必要性があるのかどうか。
この答えについて多くの石屋さんは明確に宝石名を決める必要性はないと判断します。
どちらも宝石であることには変わりませんからね。
「良い石」であれば高値をつける、それだけなのです。

 

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ジュエリーブランドとして、me.ieも大事なのは宝石名ではないと思います。
テリや内包物の有無、色味、カット、そしてなにより石そのものとしての魅力があるかどうか、お客様自身にとって特別になり得る石かどうか…それに尽きます。

石の色は石の数だけ色が違いますし、お客様の好みも十人十色。
素敵だと思える石に出会えたら、プライスレスです。

 

 

ルビー、サファイアそれぞれの話はまた今度。

 

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rooms38無事に終了しました。
me.ieのブースへお立ち寄り頂いた皆様、有難うございました。
直接お客様とお話しできる機会はとても貴重です。
周りのブランドさんとお話しするのも良い刺激になりますし、有意義なひと時でした。

 

 

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